◎秘宝館マニアのメッカ「珍宝館」◎ |
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秘宝館マニアであれば一度は訪れねばならない聖域、群馬・珍宝館に行く。秘宝館マニアのメッカだけに、気を緩める訳にはいかん。。。とは言え、移動手段はあくまで電車+バス+徒歩を貫き通す貧乏旅行、ここまで来るのはちょっとした長旅だった。JR・高崎線終点高崎駅から「伊香保」行きバスに揺られること1時間強。「おもちゃ博物館」前で下車、ああ、山の上だけあって空気がおいしく肌寒い。坂道を上る途中で空腹に耐えかね「はちみつうどん」(うまい!)を食べて身体を温め、歩くこと3分、やっと着いたよ念願の珍宝館!やっぱり車で来るべきだったと反省しつつ、駐車場にある小屋(?)にて入場料800円を払う。 珍宝館と言えば、名物女将「ちんこさん」である。私もちんこさんに会うことを旅の最大目標にしていた。下ネタを流暢に織りまぜつつ、訪れる人を必ずや満足させる語りで館内を案内するという、言わば伝説の女性。ああ、ちんこさんよ早く姿を現して下さい!と祈りつつお財布を取り出す。。あれ、お金を受け取るこの黒髪おかっぱブルージーンズにスリッパの中年女性が、も、もしやち、ちんこさん?? 「はいはいはい、あなたもうがまん汁出てるんじゃない?」「おま○こ濡れてきたでしょ〜」と言いつつ鮮やかに客全員の陰部を軽くタッチ。「これが噂のムネオ・ハウスよ〜」最新の話題も巧みに取り入れつつ客を誘導。説明もクライマックス、恒例のクイズ(「ニッポンの歩き方」参照)で張り切って「11人ですよね!」と答える私を後目に「残念でした、12人隠れてるのよ〜。あらあなた、ちょっと発情してきたんじゃない?入れてみる?」とち○こ型の棒付き飴を差し出すちんこ女将。「サイズはS、M、Lの3種類、お試し期間あり。一週間以内なら返品可能、洗ってまた他の客に売るの。」う〜ん、ちょっと遠慮しときます〜。と勇気のない私。「この人形は真正面から見るもんじゃないのよ、失礼して下から覗いてごらんなさい。」3体並んだお多福のような人形を真下から見ようと客全員で覗き込むとあらあら、おま○こが丸見え!「うわ、こんな風に見えるんだ〜」とはしゃぐ隙に、ちんこさんは塵一つ残さず消えていた。。恐るべし、退散テクニック!ちんこさんの退場の美しさに、客は全員あっけにとられていた。ほんま、ちんこさんって。。 |
「焼きまんじゅう」をがっぷり! |
ちんこさんの退場の美しさに呆然としつつも展示物(春画、男根や女性器型の木彫り、岩など)を見つつ、見事な庭園(広い池あり滝!あり)でひなたぼっこしつつ、珍宝館を満喫して名残り惜しくも帰ろうかと思いきや。。。。バ、バスがない!!(※16時)してやられた。。。土地勘もヒッチハイクする勇気もなく途方に暮れる私。寒いし寂しいしで結局、東京でも滅多に乗らないタクシーを呼びつけ、「一番近い駅までお願いします。。」と言うのが精一杯。とほほ。 レンタカー借りるべきだったと猛烈に反省しつつも自分の不甲斐なさに腹が立ち「このまま帰ってたまるか!何か旨いもんでも食わなきゃ救われねえ!」しかし、さっきうどんをしこたま食べたばかりでちゃんとした食事が入る胃袋はなし。というわけで最寄り駅「渋川」名物「焼きまんじゅう」を食わせてくれる店にタクシーを進めた。 ←見よ、この巨大さ!このボリュームで1本150円。食べきれるのか不安になりつつもとりあえず一口。ぱふっ★げ、ぱふって言った!ぱふぱふぱふ。。そうなのです、見た目は巨大な串だんご、しかしその正体は焼き立てふかふかの饅頭生地、のみ。空気含量を多めにしたあんまんの皮を想像して下さい。焼きまんじゅうの正体とは、ふかふかのあんまん皮を4個串差しにして味噌だれをたっぷり塗り、あぶり焼きしたものだったのです。この軽さは衝撃的でした。 ちなみに、群馬の各駅にて、御家庭で楽しめる焼きまんじゅうセット(12個+味噌だれ+ハケ)も900〜1200円で購入できます。群馬に来たら、是非お試しあれ。ぱふぱふだよ。 |
「伊香保温泉」・公営露天風呂 |
以上、かなり間抜けな「秘宝館巡礼の旅〜珍宝館〜」でございました。 |